サブビジネス研究所

副業・投資・起業。少しずつ収入の選択肢を増やすためのブログ

副業スキルは今の単価より伸びしろで選ぶべきだったと後悔した話

ノートにペンで書き込みながら考える様子

単価表だけを見てジャンルを決めていた一年目

副業を始めた最初の半年、私はとにかく「今いくらもらえるか」だけでジャンルを選んでいた。データ入力の案件は文字単価こそ低いものの募集数が多く、クラウドワークスを開くたびに新着案件が並んでいて、初日から仕事が途切れなかったのが正直ありがたかった。当時は単価が高い仕事より、確実に受注できる仕事のほうが正解だと信じて疑わなかった。実際、月3万円ほどの副収入は思ったより早く手に入った。ただ半年、一年と続けていくうちに、同じ作業をどれだけ繰り返しても単価がほとんど上がらないことに気づき始めた。同じ時間を使っているのに、去年より収入が増えていないと感じたのがきっかけだった。

単価が右肩上がりに伸びていく様子を示す折れ線グラフ
Photo by Nataliya Vaitkevich on Pexels.com

半年後に気づいた「単価は同じでも伸びしろが違う」

転機になったのは、以前ライティング・データ入力・動画編集を比べた記事を書くために、自分の実績を数字で整理し直したときだった。開始時の単価はどのジャンルもそれほど大きな差はなかったのに、半年から一年続けた人の単価は思った以上に開いていた。私自身の肌感覚と、クラウドワークスやランサーズで公開されている案件相場を突き合わせると、だいたい次のような差になっていた。

ジャンル開始時の目安単価半年〜1年継続後の目安単価
データ入力1件50〜150円1件60〜180円(ほぼ横ばい)
ライティング1文字0.5〜1円1文字2〜5円(実績や専門性次第)
簡単なデザイン(バナーなど)1件1,000〜3,000円1件5,000円〜(指名案件も増える)

もちろんこれは私や周りの副業仲間の体感に基づく一例で、ジャンルや個人のスキル次第で大きく前後する。ただ、データ入力は作業に慣れることはあっても単価が構造的に上がる余地が小さく、ライティングやデザインは実績が積み上がるほど指名や継続契約につながりやすいという傾向は、複数の副業仲間と話していても共通していた。私の場合、ライティングに時間を振り分け始めてから一年ほどで、月の副収入が2倍近くになった時期もあった。人によって差は大きいと思うが、少なくとも単価が構造的に伸びる余地があるジャンルかどうかは、続けるほど効いてくる要素だと感じている。

今は「今の生活防衛費」と「半年後の伸びしろ」の両方で選ぶようにしている

だからといって、今すぐ全員がライティングやデザインに乗り換えるべきだとは思わない。副業を始めたばかりの頃は、正直なところ今月の生活費の足しになる確実な案件のほうがありがたい。私自身、最初の3か月はあえてデータ入力を続けて、生活のリズムと作業時間の作り方を先に固めた。その土台ができてから、伸びしろのありそうなジャンルに半分だけ時間を振り分けるようにした。単価交渉のタイミングについては以前クラウドワークスでの単価交渉の記事でも書いたが、伸びしろのあるジャンルほど交渉の余地も大きいというのが正直な実感だ。今スキルを選ぶとしたら、目先の時給の高さだけでなく、半年後に同じ作業で単価が上がる構造があるかどうかを一つの判断基準にしてみてほしい。焦って全部を切り替える必要はなく、今の案件を続けながら少しずつ比重を変えていくくらいの気持ちで十分だと思う。

よくある疑問

伸びしろがあるジャンルを見分けるコツはありますか。
案件一覧を見たときに「継続」「長期」「指名歓迎」といった表記がどれだけあるかを見るのが、私にとっては簡単な目安になっている。単発の格安案件ばかりが並ぶジャンルは、続けても単価が伸びにくい傾向があると感じている。