サブビジネス研究所

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クラウドワークスで37回落ちた提案文、38回目で通った理由

キーボードで集中して作業する人の横顔

37通目の提案文を送った夜、返信は来なかった。いつもと同じだった。あきらめて寝ようとした翌朝、通知が光っていた。「ご依頼が確定しました」。38通目にして、初めてクラウドワークスの案件が通った。

それまでの37通は、ほぼ同じ文面をコピペして送っていただけだった。提案にかけていた時間は1通あたり2分もなかったと思う。今回は何が違ったのか、あとから読み返して気づいたことを書いておく。

なぜ37回も落ち続けたのか

最初の頃の提案文を今読み返すと、正直かなり恥ずかしい。「初めまして。ライティング経験3年です。ぜひよろしくお願いいたします」。これだけだった。クライアントからすれば、この文面だけでは何を頼めるのか判断のしようがない。副業の悪い案件はこう見抜く——三年でわかった募集文の見方でも書いたが、募集文をきちんと読み込まずに提案を送るクライアントも多い。それと同じことを、自分も提案する側でやっていたのだと思う。応募数だけは稼げても、通過率はほぼゼロだった。しかも1件あたり2分で送っていたので、1日に20件近く応募していた時期もある。数を打てば当たると思っていたが、実際は逆で、雑な提案が積み重なるほど「この人はテンプレ応募だ」と見抜かれていたのだと思う。

チェックリストをノートに書き込んでいる手元
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何を変えたら通ったのか

38通目に送った提案文は、次の3点だけ意識して書き直した。ひとつ目は、募集文に書かれていた具体的な悩みに一文で答えること。「読者の離脱率が高いとのことでしたが、導入文を短くするだけでも改善する場合があります」というように、募集文を読んだ証拠を最初に示した。ふたつ目は、実績を数字で見せること。「同ジャンルで20本納品、修正依頼はすべて反映済み」と書いた。みっつ目は、納期と金額を先に提示したこと。あいまいにせず「3日以内に初稿、文字単価1.5円」と明記した。長さ自体は前より短くなったのに、返信率は目に見えて上がった。書くのに使う時間も、1件2分から15分ほどに増えたが、その分、応募件数は減っても通過率のほうが大きく変わった。

提案を送るタイミングも変えた

文面だけでなく、送るタイミングも見直した。募集が出てから数時間以内、できれば1時間以内に提案を送るようにしている。人気のある募集ほど提案数がすぐに増えるので、後から丁寧な文面を送っても埋もれてしまうことがある。通知をこまめに確認するのは正直面倒だが、「早さ」と「中身の濃さ」を両立させることが、体感では一番効果があった。

通る提案文と落ちる提案文の違い

項目落ちていた頃通るようになってから
冒頭定型のあいさつ文募集文の悩みへの一文回答
実績「経験3年です」のみ本数・修正なし率など具体的な数字
金額・納期書かない、または後回し提案文の中で先に明記
送信タイミング気づいたときにまとめて送信募集直後の1時間以内

提案が通ったあとの単価交渉についても、以前クラウドワークスで単価交渉、1.2円が2.8円になった実話に書いた。案件を取ることと単価を上げることは、実は地続きの話だと思う。どちらも「実績を数字で見せる」という点は同じだった。

よくある質問

Q. 提案文はどのくらいの長さがいいですか?
長ければいいわけではない。私の場合、通った提案文はむしろ以前より短かった。要点(悩みへの回答・実績・金額と納期)が入っていれば、3〜5行でも十分だと感じている。

Q. 実績がまだ少ない場合はどうすればいいですか?
本数が少なくても、修正なしで納品できた件数や、対応できるジャンルの幅など、正直に書ける範囲の数字を探すといい。副業スキルは今の単価より伸びしろで選ぶべきだったと後悔した話にも書いたが、実績は「量」より「何が言えるか」のほうが効くことが多い。

37回落ちて学んだのは、提案文はアピールではなく返信、ということだった。募集文という質問に、きちんと答えていただけの話だ。